![]() スズメバチだァ〜 |
![]() 初めて「自然観察の森」を訪れたのは、サイトを開設して間もない頃、2004年11月初頭の暖かいまさに小春日和の日でした。そうそう文化の日でしたね。利根町ではなく、北の龍ヶ崎市をさらに越え、牛久市にあります。タヌポンの住んでいるところからはそれほど遠くはないとはいうもののバイクで約30分、距離にして約14.5km離れていますのでそうたびたびは来られません。最初の訪問時ではほんとに簡単なコンテンツで、その後2006年の秋と今回2007年6月の2回の訪問で内容を少し充実させました。
タイトル画像は2画像のjavascript処理をしていますが、IE以外では固定1画像のみの表示となりますので、2画像のミニ画像を再掲します。(クリック拡大できます) |


左は自然観察の森の正門左に立っている園内の案内看板です。この看板の写真にタヌポンがたどった道筋を記したのが上の画面。順路というものは特にないのですが、最初は皆さん、こういう風に見て周るのではないでしょうか。以下この番号に沿って、@の国道からの入口から順に紹介します。
基本情報
お問合せは:牛久自然観察の森 ネイチャーセンター
〒300-1212 茨城県牛久市結束町489-1
Tel:029-874-6600 Fax:029-874-6812
利用案内

国道48号線を利根町・龍ヶ崎方面(南)から北へ向かうと右手に「牛久自然観察の森」へ入る標識が見つかります。
以下、交通案内。
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国道を右折すると道路の少し先、頭上に横一列に「牛久自然観察の森」が記された看板が見えてきます。
その左手が駐車場です。(以下のパノラマ参照)
なお、この駐車場の西側は林になっていますが、そこでは秋になるとカラスウリの実を見つけることができます。
タヌポンはカラスウリの風情が好きでメインサイトのイントロの刺身「カラスウリは何が売り?」
でも紹介しました。


駐車場は100台ほど置けますのでまず大丈夫。建物はトイレです。

トイレの隣りに園内を紹介する看板が立っています。クリックすると「コースの概要」として、中の文字だけが読めます。
案内によれば、この駐車場からひととおり園内を周ってここに戻るには約3kmということです。ふつうにさっさと見ても1時間はかかりますね。ネイチャーセンターの中を見たり写真を撮ったりいろいろやれば3時間程度は必要です。タヌポンの3回目の訪問はちょうど3時間かかりました。右の写真はこの先の案内標識です。
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駐車場から観察の森の正門までに行くには少し歩くのですが、道路に沿って右側に「コジュケイの林」へと続く小路がついています。こちらのほうがお勧めです。下の左は6月時ですが、右は11月。紅葉で少し樹木も色づいています。

路を少し進むと「コジュケイの林」と記された標識が見えてきます(下左)。右の写真はその出口付近、つまり観察の森の正門に近いほうの標識になります。

ガマズミ
これはガマズミ。自然観察の森では、このように主な植物や樹木に解説の標識が付けられています。よく見る樹木でも名前の知らないものも多いですね。たいへん勉強になります。右はガマズミの実で、11月時です。
このガマズミも、いちばん最初に訪れたときネイチャーセンターの女性から面白いその生態についてくわしく教えていただきました。
そのいきさつもイントロの刺身「ガマズミはどっち?」で記しました。ご参照ください。


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下左は秋11月。クリックすると拡大できます。右は6月時。


これが、正門です。
駐車場と離れていること。また中の事務所=ネイチャーセンターとも少し距離をおいていること。最初に広々とした野原をもってきたこと。これらが、門を入った直後からすぐに自然を感じさせてくれる大きな要因となっているのではないでしょうか。これはとても新鮮な感じがします。自然公園とはみんなこうあってほしいものです。アスファルト、クルマ、金属、プラスチック・・・なるべく人工的なものを排除してほしいとタヌポンは思うわけです。
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正門内すぐ右手手前には何本かの大きな樹が立っていていい木陰をつくってくれています。
秋には公孫樹が紅葉します。

右手には「バッタの原」とする広々とした野原が広がっています。
ベンチなどもあってなかなかいい空間です。子供たちはここで秋などいろんな虫たちを見つけるのでしょうね。

「バッタの原」では草刈の実験でいろいろな虫たちの生態をしらべているようです。
また、野原のある場所では「もりっQ」と題したクイズ掲示板が立てられていました。この先にもいくつか見つかりました。
この問題は「シロツメクサ」がどのように咲くか、です。答えは・・・現地でお確かめください。

山桑
山桑の実って6月から生っているんですね。「夕焼け小焼けの赤とんぼ〜」の2題目だったか、「山の畑の桑の実を〜」ってあったと思いますが、あれは秋の歌ですよね。山桑とはちがうのでしょうか?


バッタの原を右手にして、少し先を右になだらかにカーブするように白砂の路が続いています。
その先にはネイチャーセンターがあります。
左手は背丈のある草原等があり、秋には帰化植物というセイタカアワダチソウなどが黄色の花を咲かせます。
この草原も昆虫たちがいろいろ住んでいますが、怖いスズメバチもいるのです。

上はバッタの原の北側から入口方面を振り返ってみたとき。
なかなかいい景色ですね。このように人がいないと独り占めでさらにいいですね。ちょっとぜいたくな気分。
右の写真の手前の円筒形の台には、バッタの原の何か注意書きがされていたように記憶しています。
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バッタの原の最奥部左手は少し林を切り開いたようになっていて、そこに日時計や寒暖計のボックスが並んで置かれています。
日時計はまさに撮影時の13:30を指しています。これは季節の陽射しに関係なく、正確に時刻を指すものでしたっけ?それとも何か調整するのかな?
寒暖計はいまはもうデジタルですね。扉の中をのぞいて見るとCasio制の機器が置かれていました。なんか外観とは違和感を感じましたが・・・。

路の両側に樹が繁っている箇所に来れば、そこがバッタの原の最奥(北)部であるとともに、まもなくネイチャーセンター前となります。写真左はやはり樹木の下から逆方面を眺めたシーン。右は進行方向に向かって。10mほど前方右がネイチャーセンター入口。入梅直後の「梅雨の晴れ間」で、陽射しが強かったですね。

ジャコウアゲハとお菊虫
ネイチャーセンター前の水生植物を撮っていると、突然背後から女性が、「見てください、これがジャコウアゲハの蛹ですよ」。
彼女が指差したのは、植物の説明が書かれた標識の裏側。見ると、黄色の蛹がいくつか付いています。
タヌポンはジャコウアゲハもまだいちども採集したことはなく、図鑑だけで見ていただけで、ましてや蛹などは図鑑でも見たことがありませんでした。
「へえー、これがジャコウアゲハですかあ」と、あわてて撮っていると、その女性は、さらに興味深いことを教えてくれました。

「蛹の形から、お菊虫と呼ばれているんですよ」
「お菊虫?」と、タヌポン。
「ええ、番町皿屋敷のお菊さん」
「ああ、あの怪談の?」
「そうです、あのお菊さんが後ろ手に縛られたようなかっこうに見えるからです」
「なるほど」
タヌポンは何枚も撮ったのですが、あわてていたのか、みんなピンが・・・。いつかまた撮り直ししたいなあ。
ところで、親切に、また突然に、教えていただいた女性は、ネイチャーセンターの職員(?)のかたであることが後で館内に入ってから分かりました。中ではいろいろ別の植物の実についても教えていただきました。このときは何か別の用事でほかのかたに園内を案内したあとセンターに向かう途中だったようです。タヌポンが標識の裏側に気が付いていないようなので教えてくれたんですね。ありがとうございました。
→ 後で調べてみるとお菊虫のことは志賀直哉の「暗夜行路」にも出てくるといいます。タヌポンは読んでないんですねえ、暗夜行路は。題名からしてつらそうな小説なので。

ベーツ擬態
左は、蛹のすぐそばで見つけたジャコウアゲハの幼虫。まもなく蛹になる一歩手前のようです。
クロアゲハの幼虫にも似ているなあと思っていたら・・・。
この幼虫がとまっている草はウマノスズクサ。この類の植物はアルカロイドの一種でアリストロキア酸という毒性の成分を含んでいます。ジャコウアゲハは幼虫時からその葉を食べて体内に毒をため成虫になってもその毒を保っているため、鳥などの天敵がジャコウアゲハを食べても中毒をおこしてしまいます。この中毒を経験した天敵たちはもうジャコウアゲハを捕食しなくなるというわけです。
こんなうまいやり方を毒もないのに形だけまねているのが、クロアゲハとかオナガアゲハです。
これを「ベーツ擬態」と呼んでいます。ジャコウアゲハがクロアゲハに似ているのではなく、クロアゲハがジャコウアゲハのまねをしている、というのが真相なんですね。
ところで、毒を溜め込んでいるジャコウアゲハはなぜこの毒にやられないのか?
フグがフグの毒にやられないのと似ているのかもしれませんね。
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ネイチャーセンターの正面。右手のふくろうが出迎えてくれます(クリック拡大)。
中の施設は、いろいろな生物の図鑑や園内紹介用の設備などがありますがここでは紹介しません。ぜひ皆さん訪問してご確認ください。ひとつだけ、入口を入って右手の「お知らせ」を紹介します。訪問時にあわせた見所のポイントが書かれていますので、これから行く先々での参考にするといいと思います。

センター前には水生植物など
いろいろな植物のプランターが置かれていますが、通常の植物園とはちょっとちがう野性味があるのが自然観察の森の特徴。
美しい花、きれいに剪定された樹木というのはあまり期待できません。ここでは「鑑賞」より「観察」が大切なのです。
以下、ちょっと雑多に叢生しているためどれがどれの説明となるか判別が難しいのですが、それはやはり訪れて実際に「観察」してご確認ください。ここでは、「標識」に記されたものをそのまま引用紹介します。

左から「アズマツメクサ」「ミズニラ」「アゼムシロ」「タコノアシ」の案内標識が立てられています。
境界線がなく雑草もあるためどれがどれかはよく分かりませんね。

イヌタヌキモ タヌキモ科
池沼などに生える多年生の水草。水中に捕虫葉をつける食虫植物。かつて牛久沼に生えていましたが、いまは見られません。牛久市レッドデータでは「タヌキモ」とされています。
ジョウロウスゲ カヤツリグサ科
水辺に生える大型の多年草。春から初夏にかけて緑白色の地味な花序をつけます。牛久の近くでは霞ヶ浦の湖岸に生えています。環境省のレッドデータブックには、絶滅危惧IB類にとして載せられています。

ミズヒキ タデ科
林の縁などに生える多年草。晩夏から秋にかけて穂状に小さな花を付けます。細い穂を上から見ると赤、下から見ると白に見えることから「水引」の名前が付きました。
ミツバアケビ アケビ科
山野の林の中や縁などに生えるつる植物。春に黒紫色の花を咲かせます。雄花は花序の先に多数付き、雌花は花序の基部に1〜数個付きます。果実は紫色に熟し、おいしく食べられます。

ヒルムシロ ヒルムシロ科
池や沼、水路などに生える多年生の水草。葉は水面に浮くもの(だ円形)と水中に沈むもの(細長い)の2タイプあります。初夏から秋にかけて緑色の花穂を水面上に付けます。最近は除草剤の影響で少なくなってきました。
アサザ ミツガシワ科
池や沼に生える多年草。夏に黄色の美しい花を水上に咲かせます。水中に長い地下茎があり群生します。霞ヶ浦にはかつて水面を覆うほど広がっていましたが、水質汚濁や護岸などにより少なくなりました。現在は固体を回復させる取り組みが行われています。

クサギ クマツヅラ科
山野の日当たりのよい場所に生える小高木。8月〜9月、枝先に白い花を開きます。花には香りと蜜があり、ガやチョウが訪れます。秋に熟す実は、星の形をした真っ赤ながくと藍色の丸い果実の組み合わせがとても美しい。枝や葉に強いにおいがあることからこの名が付きましたが、ピーナツバターに例える人も。あなたはどんなにおいに感じますか?
ウツボグサ シソ科
日当たりのよい草原に生える多年草。夏に濃い紫色の花を咲かせます。枯れて黒くなった花穂は「花枯草(かこそう)」と呼び、利尿薬に使われます。
クサギに近寄って、幹のにおいを嗅いでみましたが・・・何も感じませんでした。葉っぱは、と、ちょっと手が届かないので、またの機会に。

ヒメコウゾ
なんか前に見たのとよく似た実だなあと思っていたら、そんな疑問を解決してくれることが書かれていました。
ヒメコウゾ(姫楮) クワ科
山野によく見られる低木。ヤマグワによく似ていますが、同じ梅雨の時期に熟す赤い実はキイチゴのような球形で赤く、食べると甘い。樹皮に含まれる繊維は、和紙や織物に古くより利用されました。和紙の材料として有名なコウゾは本種と同じクワ科のカジノキとの雑種と言われています。
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盛夏にはさぞかしセミしぐれが聞こえるだろうという林にやってきました。
でも、このあたりから痛めていたヒザの痛みが少し強くなってきたのと、樹木の陰で薄暗くなっているところには大きな薮蚊がたくさん飛んでいて、撮影もそこそこに順路を急ぐタヌポンでありました・・・。

クサソテツ イワデンダ科
やや日当たりのよい林の中に生える多年生のシダ植物。横に這う葡萄枝により広がり、群生します。若芽は「コゴミ」と呼ばれて山菜として重宝されます。
ふうん、これがコゴミだったのですね。
でも、イワデンダとはナンダ?
岩場に生えるデンダ?ではデンダとは?
→ シダの古名のひとつ、らしいです。
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野鳥観察施設−−「ハイド」
カワセミの池付近にやってきました。
ハイドと呼ばれる野鳥観察施設があります。ハイドとは隠れるという意味からの言葉ですね。ここからのぞくとカワセミが見える、かもしれないわけです。
でも、こうした場所で、偶然、何かが見えたことは、タヌポンは残念ながらまだいちどもありません。粘り強く待つしかないのでしょうね。
超高価そうな望遠レンズ装備の「カメラマン」が、所在無げにしている様子はたびたび見かけます。ご苦労様です。
なお、ハイドは観察の森には3ヵ所ほどあるようです。

ニワトコ
別の場所で見つけた小さな粒の赤い実が何の実か分からず、ネイチャーセンターに戻ったときにさきほどの女性に尋ねました。
するとニワトコの実であることが分かりました。
以下の説明が掲げられたところでは実が見えなくて、逆に実の生っているところには標識がなかったからなのですね。
教えてもらって何の実か分かったのはよかったのですが、実の生っているほうの写真はピンボケがひどくて、とても掲載に耐えないという、残念無念!の結果。
→ でも別の場所で、ニワトコの実らしき写真も
ニワトコ スイカズラ科
山地に生え庭木として親しまれています。春先の園内でいち早く芽吹き、4月に白い花を、梅雨の頃には赤い実を付けます。
縄文時代の青森県三内丸山遺跡で種子が大量に見つかり、実から酒を造っていたという説が話題になりました。若芽は山菜として利用されますが、食べ過ぎるとおなかをこわすので注意。葉には独特のにおいがあります。

左の写真のように樹木に巻きついて上部へと伸びていく蔦のような植物をたびたび見かけます。
太陽の光を求めて伸びているわけですね。
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コムラサキの丘と呼ばれる付近にやってきました。ここにもハイドが設置され、やはりカメラマンが「待機」しています。
狙うは、野鳥か、コムラサキか。のぞくと池が見えますが・・・鳥たちは見えません。

コムラサキ
植物より昆虫のほうが守備範囲のタヌポン。コムラサキの丘とは昆虫であるチョウのコムラサキだとばかり思っていました。しかし、まだいちどもチョウのコムラサキを見たことはありません。
で、いまここでこのコンテンツを創っているとき、この植物のコムラサキの記述で、あれっ?と思いました。
「コムラサキの丘」のコムラサキって植物のほうだったの?
そう思っても不思議はないですよね。コムラサキの丘で植物のコムラサキを見つけたのですから。
でも、観察の森のパンフレットを読んでみると、「ヤナギの樹液を吸いに来るコムラサキなどを・・・」という文面があります。
やはりコムラサキとコムラサキ。偶然だったのですね。でもパンフレットを作った人もまちがえていたとしたら・・・。
写真左は花(6月)、右は実(11月)

コムラサキ クマツヅラ科
山地の湿地に生える低木。6月〜7月、薄紫色の小さな花を多数咲かせます。ムラサキシキブとよく似ていますが、花の柄が葉の付け根の上部、少し離れたところに付くので見分けられます。庭木として植栽されることが多く、ムラサキシキブと呼ばれているもののほとんどはこの木で、ちょっとややこしい。別名コシキブ。

ナンテン
冬に赤い実を付けるナンテンの木。難を転ずる、ということで縁起物で料理などの飾りにされたりしますが、これはナンテンの花で、白いのですね。初夏に咲く花です。

ニガイチゴ バラ科
山野に生える低木。春に上向きの白い花を咲かせます。果実は赤く熟しておいしく食べられますが、やや苦みがあります。果実の苦みからこの名前が付けられました。
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実はタヌポンがいちばん期待していたのが、このタマムシの林でした。
自然観察の森に行こうと思ったのもタマムシを見つけたい、というのがいちばん大きな理由です。
それなのに、タマムシはまだいちども見つけられない(そんな季節に訪れたのはまだ1回だけで当然なのですが)だけでなく、なぜかその場所がどこに該当するかよく分かりません。
いまここでコンテンツを創っているときに、ああこの場所あたりだったのかと想定しているわけです。
柵を越えて草の中を掻き分けて林の中に入っていくのはちょっと難しい気もします。
タマムシはチョウやトンボのように飛んできたりセミのように鳴いたりもしないので、見つけるのは容易ではないですね。
でも、場所的にはなんとなく分かりましたので、次回はタマムシ探索に目的を絞って訪問してみようかと思っています。
(タマムシの林とは写真の右手奥付近が該当するようです)
池の南端
左は11月。雑草が少なくなっているため、順路から左手の奥に池が見えましたが、右の写真のように6月では草木が邪魔をしてそこに池があるのが分かりません。柵の中に入り、5mほど進むと左手に見えてきます。(柵の中には入ってはいけないのでしょうね)

絶滅危惧植物2種(ノジトラノオとクララ)
ノジトラノオ サクラソウ科
やや湿った草地に生える多年草。初夏に白色の花を咲かせます。全国的にも少ない植物です。雑木林や草地での草刈りなどの手入れによって守られてきました。
牛久市:絶滅危惧IA類、環境省:絶滅危惧IB類
野路虎の尾というくらいですから、虎のしっぽに似ているんでしょうね。虎のしっぽってどんな感じ?

クララ マメ科
日当たりのよいところに生える多年草。初夏に淡黄色の花を咲かせます。根を咬むと目がくらくらするほど苦いのでこの名前が付きました。近頃では個体数が少なくなってきました。
牛久市:絶滅危惧U類

キンミズヒキ バラ科
草原や林の縁などに生える多年草。夏から秋にかけて黄色の美しい花を咲かせます。花の咲く様子がミズヒキ(タデ科)に似て、花が金色をしていることからこの名が付きました。

サワラ(椹) ヒノキ科
ヒノキの仲間でよく似ていますが、より湿った沢沿いなどに自生する常緑高木。材は黄色みを帯び、ヒノキ材のような芳香や光沢はありませんが、湿気に強いので桶や樽の材料としては今でも使われています。
開花は4月。その年の秋に球花が茶色く熟します。葉裏に白い模様があり、X字に見えるのがサワラ、Y字がヒノキと見分けられます。
サワラって魚にもありますね。魚にはワラサもあるけど、さすがに植物ではワラサは聞きません。ワラビはありますが。

ダイミョウセセリ
これは、ダイミョウセセリですね。懐かしいなあ。子供のころ以来です。
セセリチョウといえばイチモンジセセリばかり目に付きますが、だいたいは三角型に翅を立ててとまるのが特徴です。でも、このダイミョウセセリは翅を広げてとまるんですね。一見、ガのようです。
後翅に白い模様がないのが関東型なのだそうですが、これはどうもそうらしいですね。ここは関東ですし、色も茶色っぽいですね。関西型はもっと黒っぽいようです。
紅葉
秋に来たとき、何かは分かりませんが、色づいている葉も見かけました。

ほかにここでは、ヤシャブシとか、クヌギ、アオキ、ヌルデなど様ざまな樹木の紹介がありましたが、残念ながらいい写真が撮れませんでした。
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観察舎の少し手前は十字路になっています。まっすぐアーチを潜れば観察舎へ。右手は少し行けますがすぐに行止りとなります。左手はカッパの沼方面ですが、ぐるりと右回りをすれば観察舎に戻ってきます。ここでは観察舎から左回りでカッパの沼方面に向かうことにします。下左の写真の左に見える花はこれから紹介する「オカトラノオ」です。


ツクバトリカブト キンポウゲ科
山野の林の縁などに生える多年草。秋に青紫色の美しい花を咲かせます。有名な有毒植物で全草に毒があります。林の手入れを行ってきたので守られてきました。
牛久市:準絶滅危惧
これは標識だけで、実際はどれがトリカブトの草なのは分かりませんでした。ミステリーですね。もしかして、だれかがみんな持ち去っていったかも。えっ、何のためですって?

オカトラノオ サクラソウ科
日当たりのよい草原に生える多年草。初夏に白色の花を咲かせます。花穂が「トラの尾」に似ているのでこの名前が付きました。花は下から咲き上がります。
これは絶滅危惧植物にはなっていないのですね。さっきのノジトラノオとまったく見分けが付かないのですが・・・。
さて、それではアーチを潜ってみましょう。左は11月、右は6月の景色。右はクリックするとアーチの先の白いアジサイが見えます。

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左が秋、右は初夏。秋のほうが瀟洒な感じです。同じ建物ですが・・・。

観察舎というよりお休みどころですね。ここでは、休んでいる人びとをこっそり観察しますか?

下は観察舎縁側から眺めたところ。日当たりがいい「庭」は夏はちょっと暑そうですね。

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観察舎を出るとまもなくノウサギの丘からコブナの流れへと向かう道標が立っている場所に来ます。このあたりの左手にはノウサギが棲んでいるのでしょうか。
それから道なりに少し進んだ右手に森を広げて机や椅子などが何セットか置かれた空間を見つけました。
なかなかいい雰囲気なのですがやはり薮蚊には困ってしまいますね。


ツタ
ツタが大きな樹の周囲をらせん状に巻き付けて高く伸びています。こういう光景をいくつか目にしました。
このあたりが「オトシブミの林」というゾーンなのでしょうか。
ちなみにオトシブミとは昆虫。甲虫目 オトシブミ科。ゾウムシやチョッキリとよく似ています。ドングリなどに幼虫が入っていたりします。カブトムシやクワガタのような人気はありませんが種類も多くなかなか面白い習性をもっています。

ニワトコの実?
なんと、ここでニワトコの実らしきものを見つけました。接写ができないので自信がありませんが・・・。
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コブナの池
コブナの池にやってきましたが、写真の右手にもカメラマンが三脚を構えて待機していました。
やっぱり野鳥を狙っているんでしょうね。コブナではないと思います。

あずまや
コブナの池から流れに沿って少し進むと前方にあずまやが見えてきます。
コブナの流れ
少し進むとコブナの流れと呼ばれる場所に。ザリガニやコブナはちょっと見たところでは見つかりませんでしたが、小橋の下にスイレンを見つけました。橋の向こうに何があるか興味を覚えて渡ってみましたがとくに何もありません。


アカネズミの森のハイド
ここにもハイドがありました。
が、タヌポンは小動物はあまり紹介しないことと、もう2時間以上歩いてくたびれていたのでここは適当に。
ひどいピンボケですね、これは。
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この路を観察舎まで進むとひととおり見て周ったことになる最終コースに当たります。でも意外と面白い植物にも出会いました。またモミジがたいへんきれいでした。
カッパの沼自体は、何が棲んでいるのか、ちょっと得体が知れません。


ミズキ ミズキ科
枝をきると水が出るのでこの名があります。冬の枝は赤く色付き、ダンゴ木といって正月のモチかざりにします。荒地にまっさきに生えます。
ハナミズキは知っていましたがミズキの木というのは初めて見ました。大きいのですね。
アカネズミの森の路からカッパの沼の前の路にぶつかったところあたりにありました。

あずまや
しばらく行くと左手にあずまやが見えてきます。
くたびれていたのか、これもピンボケです。
でも、ここから沼にそって並んでいるモミジはたいへんきれいです。
紅葉をはずれているのですが、緑がとても鮮やかでした。以下、ご紹介します。
モミジ


マムシグサ
秋に来たとき、鮮やかなモミジの緑の直後に、とても鮮烈な真紅の「マムシグサ」に遭遇しました。
以下は6月時のマムシグサのあった場所ですが、なにも見当たりません。

以下が昨年(2006)11月の「発見時」です。
左のいかにもマムシに見えるほうはヘビの目の部分にあたる仏炎包をひとつ取ってあるのですね。

マムシグサ サトイモ科
木陰に生える多年草。仏炎包(ぶつえんほう)の色は緑色から紫褐色まで固体によってちがいますが、まとめてマムシグサとしています。雄花をつけるか雌花をつけるかは塊茎(地下にできるイモ)の大きさ、栄養状態によって変化します。

キクタニギク(アワコガネギク) キク科
山地の土手などに生える多年草。本州・四国・九州に分布。茎は叢生し、高さ1〜1.5mになります。10〜11月に茎の先端に多数の黄色の頭花を付け、とてもはなやか。
これで、観察舎まで戻ればほぼ終了です。
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往路で、駐車場から正門まで「コジュケイの林」を通ってきたので、帰りは、普通の道路を歩いてみましょう。

今年(2007)6月時では、右手の林の中に椎茸を栽培している場所を見つけました。
以下は、昨年11月時のアザミなどです。

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牛久自然観察の森まで来ると、やはりちょっと気になる女化神社(おなばけじんじゃ)に立ち寄ってみたくなりますね。
観察の森を出て、龍ヶ崎方面に向かって3番目の信号を左折すればすぐです。分かりやすいのでぜひ。
なかなかきれいな神社です。


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(07/07/02全面改訂・編集再構成)(04/12/23)(撮影07/06/23・06/11/04・04/11/03)