![]() 鎌倉街道。
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鎌倉街道は利根町の北東・文間地区にあります。利根町は広いのでそこまで行くことはいままでありませんでした。
この未知の道に出会ったのは蛟もう神社探索の日。
神社は上の地図の東方にあり、そこから文間小学校近辺を経由して、帰路である西方のもえぎ野台方面に向かっていました。
その途中、八幡宮の前あたりまできたときです。
その入口がぽっかりと開いてタヌポンを誘っていたのです。
(参考:利根町全体図)

この光景を目にして人は何を思うでしょうか?
右と左。それぞれに何かしら奥に誘う怪しい気配がしませんか?
タヌポンも思わず足を止めてしまいました。そして迷いました。
迷いはふたつ。
1.ここに入るか入らないか
2.入るとしたらどちらから入るか
どうして迷うのか。
ここに入ると何か膨大な未知の世界が待ち受けているような気がしました。
ここにくるまでに蛟もう神社などでいろいろ写真を撮ってしまって、もうデジカメのバッテリもメモリも乏しくなっていたのです。
ここに入ってしまうと、残ったデジカメの余力では到底、一度では撮りきれないだろうという予感がしました。
しかし、すべてを後日にというのでは余りにも惜しい気がします。
こんなときRPGゲームのダンジョン攻略のクセが出てしまいます。
何となく「ボスキャラ」に遠そうな左のほうから先に攻略する、というものです。
これはまさしく正解でしたが・・・。
左は後で調べて知った「八幡宮」という名の神社で、あっけなく探索は終わりました。
ちなみに鳥居にもどこにも八幡宮の名は記されていません。何か別のことで調べなければ何も分からないというのが現実です。
八幡宮でほどよいボリュームの探索を終えて日を改めて次回は右の「洞窟」を、などと最初、考えていましたが、あまりにあっけなくて、これでは物足りません。
八幡宮のなかから右の道に出られる脇道を見つけて決心がつきました。
「とにかく行けるところまで行ってみよう」。
また、立て札看板には「ハチにちゅうい!」とあります。
後で考えてみればハチもそうですが、マムシなどのヘビもとても怖い存在です。
冒頭でタヌポンが言った幸運とはこのことです。
この発見が春以降であったら、もしかすると入るのを断念していたか、もしくは危険な目にあっていたかも知れないのです。
それほど中は異次元の世界でした。
冬のこの時期は、危険な動物のことを気遣う必要はないのが救いで、中に入り先に進む決心がついたのもこれが少し要因としてはあったかも知れません、
先に八幡宮から紹介します。

ふつうの鳥居。
神明系ではなく明神系の鳥居です。
鳥居の種類はまた後日、調べて載せますね。
(→狸の巻物鳥居の簡単な見分け方参照)

なにかよくわからないまま「ふーーーん」という感じで見ていました。
本堂もなにもありません。唯一写真に見えるのは石の祠(ほこら)というものでしょうか。
わたしより浅学なうちの娘もほこらという言葉は知っています。
ドラクエをやっていたからです。これではとてもほこれません(漢字はおそらく知らないでしょう)。
八幡宮は八幡太郎義家で有名な清和源氏の開祖、源義家に関わる神社で日本中にありますね。
ここだけがどうこういう言われはないように思いますがさてどうなのでしょう。
さて、上記は2005年3月、鎌倉街道に初めて訪れたときの記述です。それ以降、何回か来て、写真ももう少し撮りましたのでご紹介します。当初、八幡宮とはどこにも記されていないと書きましたが、本殿の石祠の中に「八幡宮」と彫られていました。

樹木に少し隠れていますが典型的な明神鳥居です。コンクリート製。
向かって左の柱の左斜め1mほど後方(この写真では見えませんが)、草むらに隠れるように道祖神(上右の写真)が建っています。
この道祖神は、寛政10年(1798)の作。

左写真で中央にあるのが八幡宮の本殿の石祠。
その手前に見える石塔は御神燈で左右に1基ずつあります。これは天保5年(1834)の建立。
本殿の向かって左隣りにある2基の石祠は、境内社の別雷神社(左)と金毘羅大権現(右)。

八幡宮の本殿。明治19年(1886)建立。(クリックして拡大できます。八幡宮の文字が見えます)
祭神は、誉田別命(ほむだわけのみこと)、つまり応神天皇ですね。全国共通です。八幡宮の祭神はこの応神天皇と神功皇后および媛神をあわせて八幡三所の大神としています。媛神を仲哀天皇または宗像三女神としたり、武内宿禰を合祀している八幡宮もあります。
応神天皇と神功皇后、応神天皇の関係は以下。数値は天皇の代。
日本武尊 ━┯━布多遅能伊理毘売命
仲哀天皇(14) ━┯━ 神功皇后
応神天皇(15)

これは、左の御神燈の背後にあったもの。何でしょうか?

左が別雷神社。「わけいかずち」神社と呼びます。明治15年(1882)10月の建立。底部に「四季講」と記されています。
京都の加茂別雷神社と同神を祀る神社です。別雷神は上賀茂・下鴨両社の祭神である建角身命(たけつねみのみこと)の孫であり、同じく祭神となっている玉依姫命(たまよりひめのみこと)の子と言われています。
ややこしいのですが、この賀茂の玉依姫命(たまよりひめのみこと)は、神武天皇の母である玉依姫命とは別の女神です。
また、建角身命は、神武天皇の東征の際、紀州熊野から大和への道案内をし、八咫烏(やたがらす)の称号を受けた人物です。
→本サイト「狸の巻物」神代の物語10.神武東征(じんむとうせい)賀茂建角身命(かものたけつぬみのみこと)の項目参照
右の石祠、金毘羅大権現は天保2年(1831)正月の建立。祭神は大物主命(おおものぬしのみこと)ですね。

大樹です。

初めて訪れたときからわずか2か月後、入口の鳥居前に鎌倉街道の案内立看板が設置されました。
最初からこれがあれば分かりやすかったのですが・・・。
でも、なかったおかげで探検気分を味わうことができました。
以上、追記しました。(06/06/18)(撮影05/05/02・05/07/03・05/09/17)
この八幡宮境内の右手奥から鎌倉街道への脇道が出ています。
では、いよいよ、鎌倉街道、本線です。
地図上のルート@Aは鎌倉街道跡ではありますがふつうの道路です。道しるべのため後で紹介します。
本線はルートB以降です。
これは驚きました。
こんな時代にこんなところがあったなんて。
行けども行けども道は途絶えません。
また、タヌポン以外にひとりとして出会いません。
アスファルトなどもいっさいなし。
唯一、人の手が入れられている痕跡は、「ハチにちゅうい!」の立札だけ。
途中、何度か引き返そうかと思いました。
戻れなくなってしまうのではないか?
そんな気さえしてしまう異次元空間です。
そして、とうとうある変化の地点に到達。
それは、またしても迷いを起こさせる四辻でした。
3方向の未知の路を前にして、これは近日中にもう一度は来なければと思いました。
(そもそも、鎌倉街道とは?という説明もまだしていませんね。これも、最初からタヌポン自体が調べなければならないことなわけです。そういうことで不備はご容赦ください)
→鎌倉街道 序 で「鎌倉街道とは」を説明しました。
(05/03/05)(撮影05/02/11・05/02/26・05/02/27)
ルートB、十字路までのポイント
入口(八幡宮のところ)から200mほど行くと立札が立っているところに出ます。この左手がちょっとした広場になっています。
立札に広場の説明などしていないところがいいですね。あまり親切すぎるのも探索意欲がそがれます。
広場といっても樹木がまばらに立っていますが、それでも明らかに人の手が加えられた空間でしょう。
いったい何のためのものなのでしょうか?
道との境界に丸太が何本か置かれています。人工的な石の柵なんかでないところもまたいいですね。
タヌポンは整備された公園のあの茶色に染めたコンクリートの椅子や柵などが大嫌いなのです。
見渡しても奥には何もなさそうなので入っては見ませんでしたが、もしかして細い道などが隠されているかもしれません。
調べるのはヘビが冬眠しているいまのうちですが、先を急ぎました。


もうしばらく行くと右手に苔むした・・・何の樹木かは分かりませんが・・・立っていました。
街道脇は基本的には竹やぶかまたはスギが多いようです。この樹はスギではないようです。
タヌポンはあまり樹木の名前にくわしくありません。
花が咲いていないと桜なのかなんなのかも見分けがつきません。

左手にクマザサが見え出したら四辻はもうすぐという感じです。
クマザサを見るのは久しぶりだなあと思っていましたが・・・。
ちなみにタヌポンは熊笹と覚えていましたが隈笹というのが正解らしいです。
冬に葉の縁が白くなって隈取りがなされることからその名がついたとあります。
冬眠からさめた熊が食べる笹だと思っていましたが・・・。ササ、ドウゾって具合に。
ふーーん、冬場だけ?夏はふつうのササになるわけですか?
(タヌポンもササが大好きです=ささとは酒の古語です)

左手にクマザサ、右手に小さな祠のようなものが見えてきたら・・・十字路です。
とうとう交差点、十字路にやってきました。
当然、左右、見回しますよね。これはまるで3Dダンジョンです。
直進方向は・・・

これです。
まだ先に道が続いていますが、右方向に曲がっているので見通しが悪くどれだけ続いているのか分かりません。
右を見てみます。

これは左方向に曲がっています。
が、同様に見通しが悪く、予想がつきません。
Wizardryだと振り向いたこのあたりでEncountになり、
レベルアップした新手の魔物にてこずりかけるところですが
・・・なにも現れません。
(Wizardryが分からない方に・・・アメリカ産元祖RPG[ロールプレイングゲーム]のひとつ。ドラクエはこのWizardryとウルティマを基本とした日本のRPG。Encountとは魔物が現れて戦いになること。レベルアップ・・・とは新場面で敵も強くなっていること)
さて、左は・・・

おっ、何か見えます。
・・・鳥居のようです。
いやあ、これははまりますね。
不気味です。まるでクエストです。
いまならスライムぐらいなら倒せそうです。
あっ、しかし、もうバッテリーがわずか。メモリーカードも残りが1〜2枚程度。
もう引き返して宿屋に泊まりHPはともかくMPを回復しなければなりません。
(GAMEを知らないあなたでも何だか少しその楽しさがわかりませんか?MPとはマジックポイント。魔法を使うためのエネルギーという意味です。HPはホームページではなくこの場合ヒットポイント、つまり体力です。えっ、スライム?とても弱い魔物です。ザコキャラといいます。ここのバナー写真に出ているやつです)
でも、ムリして進むところがタヌポンです。
(現実の世界はリセットはできないのですが、そのかわり魔物に出会って死んでしまうことも少なめです)
これはまあ、見通しがつかない直進や右折方向より、
目先のお宝を取りに・・・(撮りにと言い切れないのがいまはつらい!)行くのがセオリーというところ。
あれっ、先ばかり焦って見ていたけどなんかありますよね、近くに。
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ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 |
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ウイザードリィ エンパイアIII ~覇王の系譜~ Good Price (限定版) |
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スクウェア・エニックス | 様々なパターンのあるウィザードリィ。基本はダンジョン(迷路)探索です。 | スターフィッシュ | 独特の世界。世界の神々の名前がズラリ。 勉強にもなります。 |
アトラス |

交差点手前から右のコーナーに見えていた祠がこれ。
道祖神とあります。
タヌポンは最初、どうそしんと読んでいましたが「どうそじん」と濁って読むのが正しいようです。また、「さえのかみ」などとも読むことができます。災いや悪霊などを防ぐ神様で、旅の安全を守る役割を果たしています。猿田彦神と同様です。縁結びや出産の神とも言われます。

左のコーナーにはクマザサをバックに庚申のお三方が・・・。
右から庚申塔。
真ん中には、青面金剛(しょうめんこんごう)とありますが、これは庚申のご本尊さまで三尸(さんし)の虫を追い払ってくれるというものです。(当サイトの基本テーマ「狸囃子について」の「鏡花と狸囃子」注釈参照)
左は・・・と、おやここにも猿田彦大神が。
道祖神といっしょに旅の安全を守ってくれているのでしょうか。
仏教、神道、それに道教も加わって、どうなってるのという感じ。何が何だかよくわかりませんね。
(きみたちのせいでもうMPゼロだけんね・・・バッテリーゼロに!・・・タヌポンは使えないデジカメを捨てた。が、思い直してまた拾った)
(05/03/26・05/03/05追記)続く